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KCI 등재
近世日本語における「-的」の用法の成立-中國俗語文學の影響を中心に-
김유영
일본언어문화 22권 83-111(29pages)
UCI I410-ECN-0102-2013-730-002269805
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「-的」は,白話小說など中國俗語文學の影響によって近世末期から日本語に現れ始めたと言われている。そこで本論文では,中國俗語文學の「-的」の用法がどのように近世日本語の「-的」の用法に影響を與えたか,その具?的な樣相を把握するために考察を行った。まず,近世·近代日本語にみえる實際の「-的」の用法における形態論的·統語論的な分類基準を中國俗語文學に投影させて,近世において中國俗語文學の「-的」をどのように認識·解釋したかに關して考察した。續いて,中國俗語文學における「-的」の用法がいかなるものであって,またその影響によって導入された「-的」はどのように變遷していたか通時的に考察した。その結果,中國俗語文學の「-的」の用法に對する近世日本での統語論的な認識·解釋を基盤として「-的」が日本語に導入されたことが分かった。その際,近世和文には新しい用法が派生されたが,例えば中國俗語文學の「-的」の用法に加えて,述定用法のような文における統語論的な側面での「-的」の用法も,もう一つの用法として認識·解釋されて新しく見られるようになった。また,和文では「-的」のみでその統語論的な意味と機能を表すことは容易ではなかったため,「-的」に文法表示として送り?名を付することによって日本語化(導入)した。またその際にして,「-的」の語基として固有名詞を含む名詞(?言)を許容するなど,その語基における擴張も同時に行われた。最後に,中國俗語文學のその他·名詞用法の場合に人を表す用法(~する人·~である人)に加えて,近世日本語の「-的」には物·ことを表す用法(~すること·~である物)が多く見られるなど,用法の傾向においても變化が見られて,「-的」の語性においても變化が行われたことが確認できた。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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