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KCI 등재
일본문화(日本文化) : 『원씨물어(源氏物語)』약자권(若紫卷)의 북산(北山) -불도(佛道)와의 조우(遭遇)-
『源氏物語』の北山 -불道との遭遇-
이미령
일본언어문화 17권 635-654(20pages)
UCI I410-ECN-0102-2012-730-001711435
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この硏究は, 平安時代の代表作である『源氏物語』の「若紫」卷の空間的背景になっている北山について考察したものである。北山という空間は病氣にわずらっていた光源氏が靈驗ある聖者を求めて訪ねる場所であり, 藤壺の宮の形代である幼い紫の上と始めて出逢った場所でもある。そして將來, 光源氏の榮華の本となる明石一族の話もとりあげられる場所にもなる。このように, 北山という空間は物語の展開において最も重要な場所であって, この空間の性格を探ることは『源氏物語』の硏究に有意義なことと思われる。まず, 北山は佛家の空間である。聖は加持祈禱を行って光源氏の體の病を治療する役として, また僧都は說法を通して光源氏の精神的な病を治療する役として登場している。特に, 僧都においては, 光源氏を佛道の世界へ導く重要な役割を果たしている人物と言えよう。またもう一人, 僧都の妹であり, 紫上の祖母である尼君もこの北山で勤行している。このように北山は一心に佛道を修めている人物達の空間として, 物語に設定されていると思われる。また, 北山は主人公である光源氏が今まで接したことのない眞劍な佛道に出逢える場所でもある。光源氏は適わぬ藤壺への戀心が原因で, 體はもちろん精神まで病んでしまう。だが, 僧都の說法によって自分の罪に氣付き, 一瞬ではあるが世を捨てることまで考えるようになる。これが光源氏にとって始めての罪意識と道心であると考えられる。最後に, 北山で物語に初出している紫上は物語の中で佛敎的な人物, つまり僧都によって男と結ばれる唯一な女性であり, また「法華經」との關係も深い人物である。最初は光源氏に藤壺の形代としてとられるが, すでにこの世に對するはかなさと無常感を體得している人物で, 物語の中で一番佛敎的な人物だと思われる。結局北山という空間は光源氏の人生にとって眞劍な佛道との出會いの場所である同時に, 紫上のひそめられた佛性の原點になる, 至極佛敎的な空間であると言えよう。

[자료제공 : 네이버학술정보]
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